【韓ミュ】シラノ 2019再演 感想
8/29 20時
シラノ:リュジョンハン
ロクサーヌ:ナハナ
クリスティアン:ソンウォングン
8/30 20時
シラノ:イギュヒョン
ロクサーヌ:パクジヨン
クリスティアン:キムヨンハン
9/1 18:30
シラノ:チェジェウン
ロクサーヌ:パクジヨン
クリスティアン:ソンウォングン
2年ぶりのシラノ。
前回の初演は大好きな3人が同じ舞台上にいるというこの上ない幸せをもらいました。
曲も好きで話は大雑把だけど愛があって好きな作品。
今回BBCHになって俳優さんもスチール写真も雰囲気かわって楽しみでした。
プレスコ観たときに「あれ?なんかキャラ変わった?俳優さんの解釈?違和感あるな~」て思ったんだけど、みてわかった!!
最初から違う!
オープニングでロクサーヌとクリスティアンはお互いに言葉を交わすし、劇場の舞台にシラノ立つし、ルブレはシラノよりラグノの方が仲良しでいつも2人一緒だし。
ラグノのパン屋は詩の勉強会みたいに使われてて、 Bring Me Giantsはここに変わってた。
なので朝7時の待ち合わせはロクサーヌの家で、メイドに「シラノは時間通りにくるわ」といってたり。
(2幕の最後につながる伏線)
よってシラノはパンを食べて吐かない←
シラノとクリスティアンの関係性も強くなってた。
その他諸々変わってて、事前に色々変わったと聞いていたけど、新解釈の「シラノ」だった。
そのシラノですけど、シラノが(精神的な)兄貴分て感じでもなく。
剣の達人で詩人、リーダーであることは間違いないんだけども。
いつも心配してくれてたルブレがいないだけでなんか一人感が強かった。
ロクサーヌは世間知らずなお嬢様に憎めない面白さがあって、でもやってること残酷だったけど、再演は憎めない面白さがなくなって、剣術身に付けてたり少し勇敢な女性にかわってた。
で、手紙を書けっていうので変わらず残酷。
クリスティアン、初演はとにかく二枚目が取り柄だったけど、再演は全体的に頼りなく、シラノの提案にも為すがままで、シラノとロクサーヌの想いを知ったときに悲しみより怒りの感情が強かった。
自分本位に拍車がかかったというか。
初見はとにかく別解釈でつくったジョンハン先生がすごいなー!て思いながら観てた。
ギュヒョンさんのシラノは面白さが増してた。
細かい演技が多くて、みてて楽しかった。
気の良いお兄ちゃんって感じにみえた。
ジェウンさんのシラノは2人の恋を実らそうと影の立役者に一番徹してて、バルコニーのシーンで振りかえる時、より切なさがあった。
クリスティアンの代わりに愛の告白をするときと最後の手紙を読む時声を変えてた。
ラストシーン、お腹を刺されたところをみせるときロクサーヌが手で止血してたけどジェウンさんはしてなかった。
そして、最後、キスしなかった!!
キスシーン無くなった!!
あのキスは「これから死ぬ運命と知っていての、最初で最後の愛する人にみせる愛」だったのに!!
そっか………………てなりました。
観れば観るほど初演との違いが明確になるというか、「あの場面好きだったな~」て気持ちが沸々と出る観劇でした。
「別もの」っていう視点が出来なかった。
演出変更点は分かりやすくなってて、俳優さんは熱演で素晴らしかったし、観てて楽しかったし、曲も変わらず好きなんだけども。
この気持ちも学びだと肝に命じます。