mymusicallife’s diary

韓国ミュージカル観劇日記にする予定です(`・ω・´)予定は未定

【韓ミュ】パルレ 2016/4/24 16時公演 感想

以前にツイッターに載せた感想シリーズですw

2度目の観劇。

ほんとはチケ取り上手くいかなくて観ることができないはずだったけど、奇跡がおきた。
THE MUSICAL のロングインタビューを帰国後すぐに和訳して読んだら、読んでからまた観劇ができると喜びが増した。

《本編》
席は本当はI列2番。始まる前に席を変えてほしいと頼まれ、H列3番に変わる。

「제가 감사합니다」を連呼w


下手側からみるから、ソロンゴが屋上に上がると表情がよく見える。
ナヨンの落とした本を拾って恋をして、なかなか本から手を離さないソロンゴw
あぁまたこの純粋青年25才を演じる35才に会えたと感動。
マイケルとの韓国語レッスン。
ソロンゴが「韓国語の勉強はどうですか?」とマイケルに質問したあと「어렵습니다」をものすごく丁寧に「어・렵・습・니다」と教えるところ、滝クリの「おもてなし」を思い出す←
というか、何故マイケルが韓国語を覚えるとソロンゴが1万ウォンをあげるのだろうかw

「안녕」前のハーモニカ。
グァンホ氏ピアノもサックスもクラリネットも出来るから、ハーモニカの音色にさえ余裕が感じられるw
ナヨンとの2度目の出会い。前回観たときはびっしょびしょの濡れたシャツを着たとき、ブルブルブルブルブルブル!て震えながら着てたけど、今回は静かに耐えてた。

動きが止まるw「く~~~っ」て感じ。
そして髪をかきあげ美声の「アンニョンハセヨ」w顔もキメ顔で「天気が良いですよね」とか話しかけるけど、すぐにニコニコ笑顔に。色々話しかけたくてたまらない!ナヨンに「会社員ですか?」ときいたあと答えないナヨン。ナヨンの抱えてる悩み迷いがわかる瞬間。ソロンゴは「僕が話しかけるの嫌みたいですね」て、それをちょっと諦め気味の笑顔でいうのね。すぐまた元の笑顔に戻るけど。
去っていくナヨンに向かって「안녕」
前回と1番サビの歌いかたを変えてきて、私が焦りました←なぜ
「♪僕の心を打つんだ」のところ、前回はナヨンへの純粋な恋心の印象で、今回は少しソロンゴの恋心の切なさを感じたというか。
そして、去っていったナヨンの見えない後ろ姿に小さく手を振って見送るソロンゴの恋を、全力で見守り応援したいと毎回心に誓うのです。

「참 예뻐요」も前回と違っていて、「観ていない1ヶ月の間に色々試したのかな。抱く感情にも違いがあってそれをどう表現するか考えてたのかな~。」て勝手に思いながら観てた←泣きながら
デスノの時もそうだけど、グァンホ氏は表情の演技がわかりやすくて助かるw


屋上にいってナヨンを待ってると足下にブラトップ。
後ろ髪引かれながら、ゆっくりナヨンを見ながら、ショボンって聞こえてきそうなくらい落ち込むソロンゴなんだけど、ナヨンがきっと話しかけてくれるだろうって期待がドアを閉めたあとのドア下部からすごく感じる。オーラが見えるよう。
ドア上部はガラスで立って待ってたら人影でいることがわかるけど、きっとソロンゴはドアノブに手をかけて、小さくなってナヨンの声に集中してるんだろうなと。

だからそこからの「モンゴレッソ ワッソヨ~!」がとんでもなく力強い。
それでも今回は前回よりパワー抑え目だった。前回は「きたー!!」て感じで、今回は「待ってましたー!」て感じ。←わかりずらい
ナヨンと会話ができる嬉しさ。そうそう好きな人と会話できると、周りに見えないハートマークが飛んじゃうんだよねって。
ところでジャガイモをグーで表現するのはお国柄?日本もするっけ?w

大家さんの歌は障害を持った娘のトゥリの歌で、歌い終わったあとにトゥリのいる部屋に入りながら「ご飯食べよう」て声かけながら入ってくのだけど、「食べることは生きることだ。」とふと感じた。
1幕最後は観る度号泣している。
前回の感想でも書いたけど、今まで絶えずニコニコしていたソロンゴがあんなに怒りを露にしていて、それがインタビューで話していた「不法労働者の漠然的な不安感、緊張感」からくるのかなと。そこには「上手くやろう上手くやろう」と抑えていた気持ちがあるんだろうなと。
早く雨が止んでほしいと祈るばかり。

 

2幕
またしてもガムを噛みながら、いかつい感じで登場するホングァンホ氏。
最後だからかものすごい数のサイン会参加者w
サイン会中のホングァンホ氏は素のグァンホ氏で、ひたすら名前をきき書いていくw
残念ながら時間も紙も足りなくて、握手の人もたくさん。
一応ナヨンも並んでたけどw

ナヨンの先輩が解雇されナヨンも左遷にあい、その日の朝にはソロンゴにも辛い現実があって、不条理のオンパレードで観ていて本当に悲しくなるんだけど、1幕ラストの曲「♪雨が降る日には」、先輩解雇後の「♪さぁ飲んで死のう」とかナヨンの「♪一歩二歩」とか、曲は最初暗くなくてでも歌詞は悲しくて、だんだんと胸にくるから、笑いながら泣く。それが余計に辛かったりするんだよね。

「♪痛くて涙が出る人」の時、「不法滞在を通報してやる」といわれた時のソロンゴの焦り悲しみ悔しさ。グァンホ氏がいっていた「不法労働者が感じる心細さはどの位の大きさだろう。」 という言葉を思い出した。
常に緊張感と不安感を抱えたソウル生活5年間だとしたら、この一言はどれだけソロンゴを絶望に陥れたんだろう。怒りを露にしたけど、我慢することでまた耐える。生きるため夢のためには耐えるしかない。本当に「痛くて涙が出る人」だった。あー思い出すだけで私も涙が出る。

今回観ていてふと思ったこと、ソロンゴが自分の名前をゆっくり丁寧に伝えるのは、ナヨンに名前を覚えてほしいという気持ちもあるけど、工場長がいつも「モンゴル」と呼ぶからかなと。
自分の名前を呼んでもらうことは、一人の人としてくれると思ったから、ともとれた。
自分がこの場所で生きている証というか。

名前を呼ばれるだけでもただただ嬉しいという思いを感じた。
(しかし役柄とはいえ、韓国アジョシが嫌いになりそうになるw)

グァンホ氏が「しがない一日が大変であるとしても力を出そうというこの作品の温みが私は本当に好き。」と話していたけど、本当にその通りだなと思った。
たくさん笑ってたくさん泣いて、自然と気持ちがあったかくなって心が洗われる作品。

グァンホ氏の最後の挨拶で、「私の人生で最後のパルレだと思う。なんでそう考えたかって、マイケル役サンウクも、(大家さん役)クッキも年下で…私の歳がw…ソロンゴが出来なくてもパンならできるw」っていってたw(意訳です)
確かに年齢を考えると難しいかもしれないけど、グァンホ氏なら40代でも25歳役できると思うw

まさかグァンホ氏のソロンゴがみられるとは思ってなかったからほんとにサプライズだったけど、本人が「なんでそんなに驚くの?」とかいってて「いやいやいや」って思ったけど、グァンホ氏にとっては1つの大好きな作品で、だからきっと少したったらほんとにパン役もやりそうな気がするw

あぁほんとに幸せな時間でした。